結婚式の前日に我慢の限界を迎えた。「もう、明日の結婚式は、嘘の式になるよ」

新婚ですがきっとずっと大好きということで書かせて頂いちゃいます。
叩かれるの覚悟で書くけど、デキ婚した私たち。
旦那とはまだ出会って一年だったし
仕事も３年目でようやく楽しくなってきて、子どもが出来なかったら
このタイミングで結婚はしなかったと思う。おまけに結婚が決まってから
旦那がうつ病になり３週間仕事を休み、仕事復帰後もときどき休む。
コレステロールも高値だし、心身ともに旦那の健康が心配で、
いろいろなことがストレスだった。

それでも入籍してから２ヶ月後に
結婚式の予定があったから、ゆっくり悩む暇もなく準備に追われて忙しかった。
唯一実母だけには何でも相談できて、実母と話している時だけが安息の時間だった。
旦那が仕事を休むたびに、今後子どもも生まれるのにこの調子で大丈夫なのかと
不安で、段々旦那のことを心配するのに疲れてきてしまった。
いつも、旦那に負担をかけさせまいと旦那の顔色ばかりうかがっていたのも
あったと思う。
式の前日、両親への手紙を、パソコンに下書きして保存してあったのだけど、
旦那が手違いでそれを削除してしまった。

その時に、いつもなら、旦那が自分を責めないように私も軽く流すのだけど
我慢の限界がきてしまい、「もう、明日の結婚式は、嘘の式になるよ。
私は旦那君との愛なんてみんなの前で誓いたくない」と言ってしまった。
別居を以前から考えていたことも話してしまった。
旦那は普段絶対に人前で泣かない人なんだけど、目を真っ赤にさせて
「一年だけがんばってみよう」と言っていた。私も、気は進まなかったけど
いくらなんでも、新婚２カ月で別居は悲しすぎると思って、その意見に従った。
式の前日は一睡もできなかった。

式当日、今まで友人の結婚式で、牧師さんが言っていた聖書の言葉を
何でもないと思っていたのに、いざ、自分の結婚式で聞いたときに
涙が止まらなくなった。私の愛は寛容ではなかったなぁ、とか、病気の
旦那に対して私は不満を持っていたなぁ、とか。自分のことばかり考えていた
身勝手さを思い知った。式が終わってからは憑き物が取れたように
幸せを感じている。大事な人たちに祝福されて愛を誓うって大切なことだね。
旦那もだいぶ元気になってきた。これからも悪くなることもあると思うけど
一緒に生きていきたい。旦那が笑ってくれるだけで、本当に幸せだ。